産後の猫背はなぜ戻りにくい?原因とセルフケア|八王子の女性専門整体 conmin

産後の猫背はなぜ戻りにくい?原因とセルフケア

赤ちゃんを抱いて、少し背中を丸めて座る女性のイラスト 骨盤底筋ケア

こんにちは。八王子みなみ野の女性専門整体サロン conmin の、みほです。

「産後、鏡にうつる自分の姿勢が気になる」「背中が丸いまま戻らない」と感じていませんか?

産後の猫背は、がんばって子育てをしているからこそ起こりやすいものです。今日は、産後に猫背が戻りにくい理由と、自宅でできるセルフケアをお伝えします。

産後は、猫背になりやすい時期です

産後の毎日は、前かがみの姿勢の連続です。

  • 授乳のたびに、赤ちゃんをのぞきこむ
  • 抱っこや寝かしつけで、背中を丸めて支える
  • おむつ替えや沐浴で、低い位置にかがむ

1日に何度もくり返すうちに、背中が丸く、肩が前に入った姿勢が、からだに定着しやすくなります。

私自身も、妊娠中のつわりの時期から猫背が定着し、出産後もなかなか戻らずに大変な思いをしました。(そのときのお話は「つわりの姿勢が猫背の原因に?」のコラムに書いています)

産後の猫背が戻りにくい理由

お腹の筋肉が、まだ回復の途中

妊娠中、大きくなるお腹を支えるために、お腹の筋肉は大きく引きのばされます。

産後しばらくは、お腹の筋肉がゆるんだ状態が続きやすく、からだを前から支える力が弱くなりがちです。おへそのまわりで左右の腹直筋の間が広がる「腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)」も、産後6週の時点では半数以上の方にみられたという報告があります。

前から支える力が弱いと、背中を丸めて「もたれる」ような姿勢で、からだを支えやすくなります。

胸の前の筋肉が、縮んだままになる

前かがみの姿勢が続くと、胸の前の筋肉(大胸筋・小胸筋など)は縮んだままに、背中の筋肉は引きのばされたままになります。

この状態に慣れてしまうと、「まっすぐ立とう」と思っても、胸が開きにくく、すぐに丸い姿勢に戻ってしまいます。

呼吸が浅くなり、骨盤底筋も働きにくくなる

背中を丸めた姿勢では、肋骨まわりが狭くなり、呼吸に使う横隔膜(おうかくまく)が動きにくくなります。背中を丸めて座ると、まっすぐ座ったときよりも肺活量が少なくなるという報告もあります。

横隔膜は、お腹の奥の腹横筋や、骨盤の底にある骨盤底筋と、チームのように一緒に働いています。丸まった姿勢では、骨盤底筋の働きも小さくなるといわれています。

産後の尿もれや、お腹のぽっこりが気になる方は、姿勢も一緒に見直してみてくださいね。

産後にできる、猫背のセルフケア

産後1か月健診で、医師から運動の制限がないことを確認してから行ってみてくださいね。どれも、気持ちよく感じる範囲で大丈夫です。

1. 壁を使って、胸を開くストレッチ

  1. 壁の横に立ち、壁側の腕を肩の高さで後ろに伸ばして、手のひらを壁につけます。
  2. ゆっくり息を吐きながら、からだを壁と反対の方向へ少しひねります。
  3. 胸の前が伸びるのを感じたら、そのまま3回ほど呼吸します。
  4. 反対側も同じように行います。

肩が痛いときは、腕の高さを少し下げてみてくださいね。

壁に手を付け、胸を広げるように上半身を、逆方向に捻っていく様子

2. 四つばいで、背中を丸めたり伸ばしたり

  1. 両手と両膝を床につき、四つばいになります。手は肩の下、膝は脚の付け根の下に置きます。
  2. 息を吐きながら、おへそをのぞきこむように背中を丸めます。
  3. 息を吸いながら、胸を前に開くように、背中をゆっくり伸ばします。
  4. 5回ほどくり返します。

腰を反らしすぎず、背中の上のほう(肩甲骨のあたり)を動かすイメージで行ってみてくださいね。

3. 肋骨を広げる呼吸

  1. 楽な姿勢で座り、両手を肋骨の横に当てます。
  2. 鼻から息を吸いながら、手を外へ押し返すように、肋骨を横と後ろに広げます。
  3. 口から細く長く息を吐きます。
  4. 5回ほどくり返します。

授乳のあとや寝かしつけのあとなど、1日の中で「ひと息つくとき」に取り入れてみてくださいね。

あぐらで座り、両手を肋骨の横に当てて、鼻から息を吸いながら肋骨を横と後ろに広げている様子

授乳や抱っこのときの、ちょっとした工夫

  • 授乳クッションやたたんだタオルで、赤ちゃんの高さを上げる
  • 赤ちゃんを自分のからだに引き寄せて、背中を丸めすぎない
  • 抱っこひもは、赤ちゃんの頭にキスできるくらいの高さに調整する
  • ときどき肩をすくめて、ストンと落とす

「正しい姿勢でいなきゃ」とがんばりすぎなくて大丈夫です。できるときに、少しだけ意識してみてくださいね。

セルフケアのときに気をつけたいこと

  • 痛みやしびれが出るときは、すぐに中止してください。
  • 帝王切開の方は、傷の痛みがないことを確認してから行い、気になるときは主治医にご相談ください。
  • 腹直筋離開が気になる方は、プランクのように、お腹に強い力がかかり続ける運動は控えめにしてください。運動中におへそのまわりがポコッと盛り上がるときは、無理をせず、まずは専門家に相談してみてくださいね。

こんなときは、ご相談ください

  • セルフケアを続けても、猫背が戻りにくい
  • 肩こりや腰痛、背中のつらさが続いている
  • お腹のぐらぐら感や、ぽっこりが気になる
  • 尿もれも一緒に気になっている

強い痛みやしびれがあるときは、まず医療機関にご相談ください。

conminでの、産後の猫背のケア

conminでは、背中だけをまっすぐにしようとするのではなく、からだの土台から整えることを大切にしています。

  • 呼吸に関わる横隔膜や、お腹の奥の腹横筋、背骨のそばの多裂筋など、上半身の土台を整える
  • 縮こまった胸の前や、肋骨まわりをゆるめて、呼吸しやすいからだをつくる
  • 骨盤底筋が働きやすい状態をつくり、ご自宅でできるセルフケアをお伝えする

自分のからだの状態や、猫背になりやすい理由が分かると、何をすればいいかが見えてきます。「産後だから仕方ない」と、あきらめなくていいかもしれません。

姿勢のことや、産後のからだのこと、ひとりで悩まず、どうぞお気軽にご相談くださいね。お子さま連れでもお越しいただけます。

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▶ 妊娠中の猫背については「つわりの姿勢が猫背の原因に?妊娠中の背中のつらさとセルフケア」でもお伝えしています

▶ 呼吸と骨盤底筋の関係は「尿もれと呼吸|骨盤底筋を締める前に大切なこと」でもくわしくお伝えしています