つわりの姿勢が猫背の原因に?妊娠中の背中のつらさとセルフケア|八王子の女性専門整体 conmin

つわりの姿勢と猫背

つわりの姿勢と猫背について解説するコラムのタイトル画像 マタニティ整体

こんにちは。八王子みなみ野の女性専門整体サロン conmin の、みほです。

妊娠中、つわりで身をかがめて過ごしているうちに、「背中が丸くなったまま戻らない」と感じていませんか?

今日は、私自身の経験もふまえて、つわりの時期の姿勢がからだにどう影響するのか、そして妊娠中にできる上半身のセルフケアをお伝えします。

つわりの時期、私のからだに起きたこと

妊娠中のつわりがつらくて、2か月近く家の中で過ごしていた時期がありました。

吐き気をこらえるために、いつも身をかがめて、みぞおちをぎゅっと縮めるような姿勢で過ごしていました。

つわりが落ち着いたころには、猫背がすっかり定着。まっすぐ立つだけでもつらく、背中に何かが乗っているような感覚でした。

お腹が大きくなるにつれて猫背はさらに強くなり、出産後もなかなか戻らず、大変な思いをしました。

みぞおちを縮める姿勢が、からだに与える影響

つわりの時期の「身をかがめる姿勢」は、背中が丸くなるだけではありません。呼吸や、お腹の奥の筋肉の働きにも関わってきます。

横隔膜が動きにくくなる

横隔膜(おうかくまく)は、肋骨の内側にあるドーム状の筋肉で、呼吸のたびに上下に動いています。

みぞおちを縮めて背中を丸めた姿勢では、肋骨まわりが狭くなり、横隔膜が十分に動きにくくなります。背中を丸めて座ると、まっすぐ座ったときよりも肺活量が少なくなるという報告もあります。

呼吸が浅くなると、「なんだか息苦しい」「疲れやすい」と感じることにもつながります。

お腹の筋肉が働きにくくなる

背中を丸めた姿勢が続くと、お腹の筋肉はほどよい張りを保てず、ゆるんだ状態になりやすくなります。

とくに、お腹の奥にある腹横筋(ふくおうきん)は、からだを内側から支えるコルセットのような筋肉です。この筋肉が働きにくくなると、姿勢を支える力も落ちやすくなります。

骨盤底筋に負担がかかりやすくなる

横隔膜・腹横筋・多裂筋(背骨のそばの筋肉)・骨盤底筋は、お腹のまわりをぐるりと囲んで、チームのように一緒に働いています。この4つをまとめて「インナーユニット」と呼ぶことがあります。

丸まった姿勢では、このチームのバランスがくずれます。お腹の中の圧(腹圧)が下へ逃げやすく、骨盤底筋の働きが小さくなるといわれています。

実際に、背中を丸めて座る姿勢では、まっすぐ座る姿勢よりも骨盤底筋の働きが小さくなるという研究もあります。

横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋からなるインナーユニットの図

妊娠中にできる、上半身のセルフケア

インナーユニットが働きやすい状態をつくるには、まず縮こまった上半身をゆるめて、肋骨まわりが動けるようにしてあげることが大切です。

妊娠中でも取り入れやすい3つのケアをご紹介します。どれも、気持ちよく感じる範囲で行ってみてくださいね。

1. 座ったまま、胸を開くストレッチ

  1. 椅子に浅めに座り(もしくはあぐら)、両手をお尻の少し後ろにつきます。
  2. 鼻から息を吸いながら、胸を斜め上に向けるように、ゆっくり開きます。
  3. 口から息を吐きながら、もとの姿勢に戻ります。
  4. 5回ほどくり返します。

肩をすくめず、首は楽にしたまま行ってみてくださいね。

座って胸を開くストレッチ

2. 横向きで、胸を開くストレッチ

  1. 横向きに寝て、膝を軽く曲げます。膝の間やお腹の下にクッションを入れると楽です。
  2. 両腕を前にまっすぐそろえます。
  3. 息を吸いながら、上の腕を天井のほうへ持ち上げ、そのまま後ろへゆっくり開きます。目線も手を追いかけます。
  4. 息を吐きながら、もとに戻します。
  5. 左右5回ずつ行います。

背中がねじれて、胸の前が伸びるのを感じられたらOKです。

横向きで胸を開くストレッチ

3. 肋骨を広げる呼吸

  1. 座るか横向きになり、両手を肋骨の横に当てます。
  2. 鼻から息を吸いながら、手を外へ押し返すように、肋骨を横と後ろに広げます。
  3. 口から細く長く息を吐きます。
  4. 5回ほどくり返します。

お腹だけでなく、肋骨の横や背中側にも空気が入るイメージで行ってみてくださいね。

両手を肋骨に当てて行う呼吸

セルフケアのときに気をつけたいこと

  • お腹の張り・痛み・出血・めまいなどを感じたら、すぐに中止して、主治医にご相談ください。
  • 主治医から安静や運動の制限について指示が出ている方は、行わないでください。
  • 妊娠中期以降は、あお向けの姿勢で長く過ごすと気分が悪くなることがあります。横向きや座った姿勢で行うのがおすすめです。
  • 痛みが出るところまで伸ばさず、「気持ちいい」と感じる範囲にとどめてくださいね。

こんなときは、ご相談ください

  • 背中や腰のつらさで、眠りにくい
  • まっすぐ立つのがつらい、息苦しさを感じる
  • セルフケアだけでは不安、自分のやり方が合っているか確かめたい
  • 産後に向けて、今からからだを整えておきたい

なお、強い痛みやしびれ、お腹の張りが続くときは、まずはかかりつけの産婦人科にご相談ください。

conminのマタニティ整体

横向きの姿勢で、クッションで支えながら行うマタニティ整体の様子

conminでは、妊娠16週以降の方を対象に、マタニティ整体を承っています。

横向きの姿勢を中心に、クッションで支えながらやさしく施術します。呼吸や骨盤底筋の使い方など、産後に向けたセルフケアもお伝えしています。

「妊娠中だから仕方ない」「産後だから…」と、あきらめなくていいかもしれません。

背中のつらさや姿勢のこと、ひとりで悩まず、どうぞお気軽にご相談くださいね。

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▶ 呼吸と骨盤底筋の関係は「尿もれと呼吸|骨盤底筋を締める前に大切なこと」でもくわしくお伝えしています

▶ 産後の猫背については「産後の猫背はなぜ戻りにくい?原因とセルフケア」でもお伝えしています